こんにちはUGです。ようやく風邪が落ち着きました~、早退した日から数えて9日、長かった~🤧同年代の友達に話すと同じような感じで、治りの悪さを実感し出すお年頃のようです。そんな中、職場で風邪ひき始めの人がちらほら(既に3人確認済み)ぼ、ぼくはますくしてたもん!ますく、ますくしてたもん!…直球で『UG菌』といじられてます。←この菌はともかく(笑)季節の変わり目、皆さんもお気をつけ下さい。
今回は途中に風邪を引く話もある、三田織さんの「僕らの食卓」です😊
あらすじ
誰かと一緒に食べるごはんがこんなにうれしくておいしいなんて、僕は知らなかった。
会社員の豊は、誰かと食事をするのが苦手。しかし、昼食をとろうとしていた公園で出会った兄弟・穣と種になぜか「おにぎりの作り方」を教えることに。以来、彼らと一緒に食事をすることが増えた豊。いつしか、みんなでご飯を食べるのが楽しみに思えて――。
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表紙の通りやわらかで優しいストーリーなんですが、心に傷を持つ主人公・豊(ゆたか)の苦しみや、母を亡くし小さな弟の世話をする穣(みのる)の焦燥感なども描かれていて、ほんわかだけじゃないチクッと刺さる切なさもあります。その切なさを中和させてくれる素敵な登場人物・種(たね)くん4さい。彼の存在があって僕はこの本が特別好きになれたんだと思います。
…ショタとかそういう話ではありません。…多分(笑)
感想(※ネタばれ含みます)
小さい頃の環境から誰かと食事をする事が苦手になった豊が、穣・種兄弟と出会い少しづつ変わっていく様子が単純に素敵で、豊の心の欠けていた部分が満ちていく様子を見てるとこちらまであったかい気持ちになれました。
ストーリーは勿論、画の力もあるのかな。あと、吹き出しのセリフ以外の手書きの細かな文字が、キャラクターの個性を更に強めてて好きです😊三田織さんのキャラへの愛を感じますね。あと、種くんが豊って呼べなくて「ゆかた」って言い続けてるのとか、いい匂いも「いいによい…」って言っちゃうのが幼い子感が増して、より物語に溶け込めました。
…や、ショタとかそういう話ではありません。…多分(笑)「いいによい…」はズルい!w
豊だけでなく、穣の満たされていく様子も、抱いた恋心への葛藤も、それを乗り越える二人の姿も(大晦日の夜、豊が走り出すシーンは素晴らしい!)種くんのオトナな一言や時々お邪魔虫だったりも(笑) 登場人物みんな素敵でした。
巻末にには「その後の」お話も書かれていて、すこし成長した種くんが楽しめます♪中学生くらいかな?もう「ゆかた」とは呼んでいない事に寂しさもありますが、うーん諸々カワイイぜ… 種くん
……や、だから~ショタとかそういう話じゃないんですってば~(笑)(´-`).。oO(カワイイぜ…種くん)
そして、忘れてならないのが穣と種くんのお父さん・通称おとん。穣と種くんと過ごす日常を幸せだと感じ始めた頃、豊は「いつかやってくる最愛の人との別れ」が怖いと感じます。それに対し、奥さんを亡くしたおとんが教えてくれます「その痛みは人を愛した証であり、その痛みを味わえる事は幸せな事」だと。ここ読んでいてすごく心に染みました。
今の僕には誰かと食事をするうれしさ、おいしさ、誰かのために作る楽しさがすぐ近くにあるという事、これを読み返す度にそのありがたさを感じます。いつか来る「最愛の人との別れ」はひとまず置いておいて、さて、今夜はなにごはんにしようかな😊
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※因みに、作中の風邪でダウンした豊の熱は「38.4℃」出てました。怖い!
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