こんにちはＵＧです。ニュースでは梅雨明け間近という事で、本格的にセミが賑やかに鳴く季節になって来ましたね。あの鳴き声を聞くと体感温度が２、３℃上がるような気がしませんか？(;^_^A いよいよ夏ですね～🌻そんな季節にピッタリ？暑苦しい？（笑）今回は三田織さんの「ほっぺにひまわり」です。
あらすじ
体重90kgのぽちゃかわ男子!
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皆から愛される(イジられる! ?)ぽっちゃり体型のヨネちゃん。
ある日、憧れのクラスメイト・アライ君から「ユーレイを成仏させる為に女装してほしい」なんてお願いをされて! ?愛嬌たっぷりのヨネちゃんと、イケメンムッツリ・アライ君のぽよぽよスウィートラブ♡ 叔父への恋心と葛藤を繊細に綴る「深い森」も収録。
表紙を見てお分かりの通りちょっとプニっとした少年が出て来るんですが、ふくよかなボディならではなストーリーが広がっていて、ポチャ専の方は勿論、そうでもない人も楽しめる表題作と、三田織さん曰く「じっとりとした作品」となっている「深い森」も同時収録されています。
感想（※ネタばれ含みます）
■ ほっぺにひまわり
体重90㎏・園芸部のヨネちゃんと野球部の部長アライくんとのお話です。ポチャっと体型から日々運動部にいじられ胸を揉まれるヨネちゃんを見ては助けてくれるアライくん。男子校ノリな感じが上手く描かれていて、学生時代を思い出しました（笑）そしてこの「おっぱいを揉みたい欲」が後々のストーリーに関わって来るとは思いもしませんでしたｗ
学校に出ると噂の幽霊を成仏させてあげる為に、アライくんと旧校舎に向かうヨネちゃん。それはアライくんがヨネちゃんと二人きりになる為についた嘘でした。アライ君の気持ちに素直に喜ぶヨネちゃんでしたが、次第に付き合うという事、誰かを好きになるというはじめての気持ちに困惑し「痩せてアライくんと釣り合うようになりたい」と願います。
恋をすると、それまで考えもしなかった事で悩んだり、自分の良さを見失ってしまう事もありますよね。贅沢な悩み、なんて言われる事もありますが当の本人の苦悩は誰にも分かりません。ヨネちゃんの切実な思いと、すれ違うアライくんの想い、「ひまわりマン」という飛び道具も登場し、後半はスピード感が増して読み応え満点です。
個人的には、ヨネちゃんが「家族以外におやすみって言われるの初めてだ」と心の中で呟くシーンが特に印象的でした。シンプルだけど深い😊書きおろしにはまさかのヨネちゃんの姿も（！）オス全開でがっつくアライくんも楽しめます♪ワーオ！
■ 深い森
表題作とはまた違ったテイストで、ざっくり言うと伯父さんと甥っ子との物語です。関係性からいくと、明るい感じではなく先日のブログで書いた「兄貴あれなんだったの」にも似た匂いが。でも、当人達以外の人を巻き込んでる分こちらの方が重いかなぁ…
正直言うと、最初に読み終えた時「く、暗い…」と言う感想だったんです。それから読んでなかったんですが（ほっぺに～、は何度も読み返したのに）数年ぶりに読み返したら「あれ？…暗いだけじゃない」とまた違った感想が生まれました。
※くれぐれもお伝えしますが、僕の「リアル甥っ子好き」とは無関係です（笑）カワイイんすよ、うちの甥っ子♪
今回改めて読んで、三田織さんらしさに気付けたような気がします。キーワードでもある「かっぱ巻き」なんて中々他の作品でお見掛けしないですよ？勿論いい意味で。深い森で迷う中「かっぱ巻き」という緊張感を和らげる物に救われました。沢山迷ったからからこそのラストシーン、好きだなぁ。
…こんなに「かっぱ巻き」「かっぱ巻き」と書くと食べたくなっちゃうかもですね（笑）決して食べ物が中心の話ではありませんｗ
そんな中、今夜のふたりご飯はと言うと「かっぱ巻き」ではなく、彼氏くんリクエストの「鮭とキノコの酒蒸し」です。調理器具・グリラーでちょちょいと作れるウマウマ晩御飯、僕も久しぶりなので楽しみです。さー！のんびり準備し始めますかね！
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