≪BL感想≫新装版 あちらこちらぼくら(上下巻)/たなと

BL感想

こんにちは、こんばんは、UGです。ここ数日で一気に寒くなりましたね~、少し前までは日中もあったかくて「11月なのに」と思ってましたが、ウチでも彼氏君がオイルヒーターを出してくれてました。ありがたやー。

さて、今回はたなとさんの『あちらこちらぼくら』の感想を書こうと思います。ちょっとクセのある絵柄で最初は「何となく好みじゃないかも」と思っていたんですが、何かの拍子で読んでみたら、青春がギューッと詰まった高校生の何気ない日常、友達との何とも言えない距離感、主人公二人それぞれに共感できる部分が沢山あって、気が付くと物語は勿論、すっかり絵柄も大好きになってました(笑)今ではむしろ大好物です。今更ながら読まず嫌いは勿体ない、ですね(;^_^A

【あらすじ】

リア充男子×地味目男子。友情と嫉妬。愛情と葛藤。

(上巻)

クラスの中心人物の一人である真嶋はある日、クラスメイトの地味め男子・園木の意外な一面を知る。

それからというもの、園木のことが気になってしょうがない真嶋は、何気ないことで声をかけ、ちょっかいを出すように……。

すぐに顔を赤くしたり、照れたり、固まったり、そんな園木が愛おしくてしょうがない真嶋。しかし、進級のタイミングで二人はクラスが別れてしまい──。

(下巻)

クラスが別れてしまい、会わない日々が続いていた園木と真嶋。久々に喋ることができた時、真嶋が中学時代に停学になった事情を聞いた園木は、その内容以上に、真嶋が「話してくれた」ことが嬉しかった。

それなのに、真嶋が誰かと仲良くしている姿を見ると、もやもやしたり苛々したり、そんな自分を認められずに真嶋を避けてしまったり……。

高校生活が終わりを迎えようとした時、園木が出した答えとは?

感動の結末と“それから”の描き下ろしを収録した、青春ボーイズラブの決定版!

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数話読んで思ったのは『これはBLじゃなくて男子高校生のワチャワチャしてる物語』という認識でした。それが話が進むにつれ、各々がモヤモヤした気持ちを抱え始めて相手への何と呼べばいいか分からない気持ちに悩み、もがく。青春って言葉がホントにピッタリで、部活だったり受験だったり色々なシーンがあって。大人になると「学生は気楽でいいよな」なんて簡単に言っちゃいがちですが、学生は学生で、その範囲の中で一生懸命生きているんですよね。そしてきっと自分もそうだったはず。

最後まで読んだ時には『素敵なBLだったなぁ、読んでよかったなぁ』と心から思えました。エロい描写はほぼ無いですが、だからこそちょっとした事で「わわわ!!」ってなれたりしました(笑)登場人物の蘭ちゃんと同じ目線ですねw そして、蘭ちゃんと言えば、他にも登場人物が多彩で、イケてるグループもイケてないグループもみんな魅力的なキャラクターでした。僕的には梅君が最高で(笑)ストーリーとはほぼ関わらないながらも時々登場しては癒しを与えてくれる存在でした、なんかカワイイんですよw

あとは、片倉君。下巻の予備校で登場する地味目な男の子なんですが、たなとさんの別の作品(同人誌)の主人公だそうで。後で知ってそのお話にも俄然興味が湧いてたんですが、今はもう購入できないようでそれが残念です・・・泣

本編は、サラッと、とてもサラッとさりげなく終わりますが、それがまた素敵で。下巻の後半は何度読み返してもグッと来ます、部屋を片付けてる園木が真嶋との思い出のメモ紙を見つけたシーンには、もらい泣きでした。改めて、園木も真嶋もホント良かったなぁ。

 

さて、話は変わりまして。最近紙で買っていた漫画を電子で買い直したりしています。本棚が圧迫されて大変な事になってるという事と、iPadで気軽に色々読める便利さも実感して。そうすると、紙の本を手放す事になるんですが、何かちょっと切ない気持ちにもなるんですよね。紙の本には紙の本の良さがあり、思い出もありますしね。今もPC横の棚には、電子で買い替えた紙の本が積まれた状態でして、邪魔だなぁと思いながらも、1巻から順に並んだカラフルな背表紙を見ると、この眺めが意外と好きだったりするんですよね。そんなセンチな秋の休日です、思い切って買取に持って行くかーーー

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